2024.04.09
活動報告
曽根恵子氏講演会報告
研修委員長 橋本 紀子
例年より3日遅れの桜の開花宣言!4月に入って満開になりましたね。日ごとに暖かさを感じられる季節になり、過ごしやすくなって参りましたが、寒暖差で体調をくずされませんようお気をつけくださいね。会員の皆さまにおかれましては、お変わりなくお過ごしのこととお喜び申し上げます。
さて、令和6年3月1日(金)ホテルモントレ・ラ・スールにて、(株)夢相続代表 相続実務士の曽根恵子氏をお迎えし、「相続相談を仕事にする!」と題して支部主催講演会を開催致しました。年々、相続のご相談が増えているにもかかわらず、不動産業者として何をすればよいのかわからない、といった会員業者様に、相続相談から仕事に繋げるための集客方法やお客様への不動産業者としての対応と提案について語っていただきました。
講演会では、①相続相談は誰の仕事?②不動産業が出来る相続相談とは?③不動産対策が節税になる仕組み④相続がかわるタイミングを活かす⑤終活ブームを不動産業の仕事に繋げる等々、52頁にもおよぶ資料と事例をもとにわかり易く解説していただきました。
なにわ京阪支部では、会員の皆さまが今、どのようなことにご興味があり、どのような講演会を望まれているのかを知るためにアンケート用紙を配布させて頂いております。今回のアンケートでは、約9割のご出席者様の回答を賜り相続への関心が高いことを再確認させていただきました。
アンケートでは、講演会の話を聞いて相続を仕事に活かせそうですか?との質問に、約半数以上の方が活かせそう、と肯定的なご意見を頂きましたので、その理由について一部抜粋してご紹介させていただきます。
・すぐに業務にできそうなので積極的に行いたい
・過去に相談されたことがあるが、相談でフィーを頂く発想がなかった
・プランや提案書を作成して手数料がいただけるのであれば、ハードルは高くなさそう
・士業の資格が必要かと思いこんでいたが、相談を積極的に聞いて提案することが出来るのだと
気付いた
・会社で検討して相談を受けられる体制が作れそう
・管理先の家主業オーナーに提案できる方法を思いついた
・実家をどうしたらよいか、という相談が多いので切り口にしたい
・売買の際に相続について聞かれることが多いが、相続相談から報酬をもらえる業務に移行できる
・公正証書遺言の作成ができ売上になることを知った
・相続というワードを使わなければ相続の相談には来ないことを知り、名刺や看板に掲げていこう
と思った
・ワンストップサービスとして窓口業務として進めていける
・相続完了後も2次相続でお付き合いができる、等々。
ほかにもたくさんのご意見をいただきましたが、アンケート結果を見る限り、それぞれの会員事業者様が何かしらの気付きや学び、ビジネスのヒントを掴んで帰られたのではないかと嬉しく思っております。
本年4月1日より登記法も変わります。このタイミングを活かし、集客の一つとして相続相談を仕事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ご参加いただきました会員業者の皆さま、繁忙期にもかかわらずたくさんのアンケートのご記入も含め、重ね重ねありがとうございました。
次回の支部主催講演会は未定ですが、このアンケート結果をもとに次回の参考とさせていただきます。また、ご意見・ご要望等ございましたら、いつでも支部の方へご一報いただけますと幸いです。
今後も皆さまのお仕事に役立つ情報を企画・発信してまいりますので、是非次回もご参加いただきお仕事に繋げていただければと思います。また、今回ご参加できなかった会員業者の皆さま、「相続のQ&A」がとてもわかり易いと評判の曽根恵子氏のYouTubeチャンネルをご紹介させていただきます。是非、チェックしてみてくださいね。
様々な事例を紹介しているこちらの相続コラムもおススメです!
https://www.yume-souzoku.co.jp/yume_column
それでは皆さん、寒暖差の激しい時節柄、どうぞご自愛くださいませ。
<参考>https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00590.html (法務省相続登記申請義務化特設ページ)