研修・会員事業推進委員長　田中 増美

第2回不動産業務研修会の上映会を10月29日（火）13時30分より開催しました。参加者は7名でした。今回のテーマは、①宅建業者が知っておくべき「人権」に関する法令・条約の動向とポイントと、②今さら聞けない基本のこと この機会に解説します、の２つでした。

①については、インターネットを使った人権侵害の件数は減ってはおらず、宅建業者は個人情報に触れることが多いため、個人情報の適切な取り扱い、誹謗中傷や差別にあたる問い合わせには毅然として対応するなど、人権侵害に当たる行為を自らが行わないよう改めて気を付けたいと思いました。また、障害者差別解消法の一部が改正され合理的配慮が義務化されました。障害のあるなしにかかわらず機会を平等に提供し、住みやすい環境を整えられるよう対応したいと思います。

②については、重要事項を説明する際には、常に新しい書類を使って宅建士証を提示するなど基本の説明もありました。具体的事例が多くあり、上映会参加者からも分かりやすかったとの声がありました。宅建業法をよく理解し、業法違反で業務停止等にならないよう、気を付けたいと思います。

今回の受講率は92％となり、前回より１％ほど下がってしまいました。受講啓発の電話を「かけてくるな」と言われる方もありますが、「忘れていたので助かった」とのお声もいただきます。この研修は会員の義務となっておりますので、どなた様も忘れずに、期間内に余裕をもった受講をお願いしたいと思います。パソコンが使えない、まとまった時間で一回で終わらせたいといった場合は、是非上映会をご利用下さい。